手抜きママのひとり言

夫と二人の娘と犬と一緒に暮らしてます。現在40歳。

母親の完全な支配のもとで成長した娘のお話。湊かなえさんの‘‘ポイズンドーター・ホーリーマザー’’を読んでいます⑤

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今回は、この本のタイトルにもなっている

 

ポイズンドーター

 

というお話について。

 

 

毒親(このお話の中では、母親

 

= ポイズンマザー

 

によって育てられた娘が主人公です。

 

 

読み出してからすぐに、

 

 

 

あれ?

 

タイトル、ポイズンドーター だったよね?

 

完全に、ポイズンマザー のお話のような気がするんだけど…。

 

 

そんな思いで読み進めていました。

 

 

お話の中で、語り手の    は、小学生、中学生の頃に出会った友人の話をしています。

 

友人達の家族構成だったり、容姿や成績のこと…。

 

ちょっと引っかかるような描写が多かったです。

 

この    は、自分が母親から支配され、抑圧されながらも、

 

子どもである自分は母親に頼るしか生きていけない

 

そう幼いながらもに感じていて、必死に自分を抑えて母親に従い、生きていました。(父親は彼女が小さい頃に亡くなっている為、母1人、娘1人の設定です。)

 

そんな彼女が友人達を描写する際に、ちょっとした違和感を感じるのです。

 

友人を褒めたかと思うと哀れんだり、哀れんだかと思うと羨んだり…。

 

 

 

付き合う友人も読む本も進学する学校も、全て母親にコントロールされ、自分の未来までも完全にコントロールされようとしていた彼女ですが…。

 

あることをきっかけに彼女は母親と別居することに成功します。

 

現在は母親と別居して、女優業をしている

 

このことは物語の冒頭ですでに描かれています。

 

 

女優になることに猛反対した母親ですが、女優として成功した彼女を、表面上では喜び、誇らしく振舞っていた母親。

 

その母親は、彼女の目にはどのようにうつっていたのでしょうか…。

 

 

ラストまで読むと、深いため息とともに、

 

タイトルがなぜ、

 

ポイズンドーター

 

だったのか、私なりの解釈が漠然と私の中に流れ込んできたような気がしました。

 

 

毒をもって、毒を制す

 

 

これなのではないか。と。

 

 

私の感想なので正解はわかりません。

 

 

ポイズンマザーによる、ポイズンドーター

 

であることは間違いないと思うのですが…。

 

 

この母親は、無意識のうちに、相手を想うが故に、必死で、相手の気持ちなど考えることができずに暴走してしまったところがあります。

 

父親がいないことで娘に不自由な思いをさせたくない。躾ができていないと思われたくない。

 

そんな思いで必死だったのです。

 

ただ、その思いは、一人で生きていくことのできない小さなカラダには、とてもとても重すぎたのではないでしょうか。

 

こどもは、ただただ、親に愛して欲しいんです。

 

 

 

私も母親です。

 

こんな風に偉そうなことを書いていますが、書きながら、自分自身を振り返り、娘との関わり方を自問自答しています。

 

 

私もまだ母親歴は14年。

 

子どもの方がオトナだな…

 

そう想う場面もたくさんあります。

 

子どもに少しずつ親にしてもらっているんです。

 

一緒に、ゆっくり、時間をかけて、お互いに成長できる親子でいたい。

 

そんな風に感じたお話でした。

 

 

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